仏具 香炉とは|役割・種類・選び方をわかりやすく解説
お仏壇やお墓参りでよく目にする「香炉(こうろ)」。
仏具のひとつとして欠かせない存在ですが、具体的にどんな役割があり、どのような種類があるのかをご存知でしょうか。
この記事では、「仏具 香炉とは何か」 をテーマに、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
1. 香炉とは?
香炉とは、お線香や抹香を焚くための器のことです。
仏壇や法要の場で使われ、香りを通じて仏さまやご先祖さまへ祈りを捧げる役割を持ちます。
香炉は単なる器ではなく、以下のような大切な意味を持っています。
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線香を安全に焚く
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灰を受け止め、清浄さを保つ
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香りで場を清め、心を落ち着かせる
つまり「香炉=供養の中心となる仏具」と言えます。
2. 香炉の種類
香炉にはいくつかのタイプがあり、仏壇の大きさや供養の仕方によって選ばれます。
2-1. 縦型香炉(立てるタイプ)
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線香を立てて使う最も一般的なタイプ
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灰を敷き、そこに線香を立てる
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毎日のお参りに欠かせない
2-2. 横置き香炉(寝かせるタイプ)
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線香を横に寝かせて使う
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灰が飛びにくく、燃え残りも少ない
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屋外や風のある場所でも安心
2-3. 抹香用香炉
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抹香を盛り、火をつけて薫じるタイプ
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法要や寺院でよく使われる
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高級感のある金属製や陶器製が多い
2-4. フタ付き香炉
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煙や灰の飛散を抑えられる
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ペット供養やモダン仏壇に人気
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インテリア性が高いものも多い
3. 香炉の素材
香炉の素材によって、見た目や扱いやすさが異なります。
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陶器製 … 温かみがあり、伝統的
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金属製(真鍮・ステンレス) … 耐久性が高く長持ち
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ガラス製 … 透明感がありモダン仏壇に合う
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石製 … 重厚感があり屋外用にも適している
4. 香炉を選ぶポイント
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仏壇や供養スペースのサイズに合わせる
→ ミニ仏壇なら直径5〜8cm程度の小型香炉がおすすめ。 -
使用目的に合わせる
→ 毎日のお参りなら縦型、屋外や灰が気になるなら横置き。 -
掃除のしやすさ
→ 灰を捨てやすく、洗いやすい形状を選ぶ。 -
デザイン性
→ 伝統的な唐木仏壇には陶器や金属、現代仏壇にはガラスやモダンデザインがマッチ。
5. 香炉のお手入れ
香炉を清潔に保つことも大切です。
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灰は1〜2週間に一度ふるいにかける
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半年〜1年で新しい灰に交換
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本体は素材に合わせて水洗いや布拭きをする
👉 詳しくは「仏具 香炉 手入れ」の記事も参考になります。
まとめ
「仏具 香炉とは」、単なる器ではなく 供養の中心となる大切な仏具 です。
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香炉には縦型・横置き・抹香用など種類がある
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陶器や金属など素材によって雰囲気や使いやすさが異なる
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選ぶときは仏壇サイズ・使用目的・掃除のしやすさを考慮する
毎日のお参りを清浄に、心を込めて続けるために、自分の生活スタイルに合った香炉を選んでみてください。
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昭和53年創業、唐木仏壇・モダン仏壇・仏具販売、法要ホールの運営まで幅広くサポート。
投稿者:Karin